収入アップのために転職したい!
求人を見るときのポイント「総支給額に注目」
収入アップを目指すのであれば、現在働いている職場、退職する前に働いていたときの給料と、新しく働くことを希望している職場の給料を比較しておく必要があります。そのためには基本給だけを見ているようではいけませんよ。重要な点は総支給額なのです。総支給額についてはすでに仕事をしているなら説明する必要はありませんね。
求人票によっては総支給額が残業代を見込んだと言って、通常よりも高く記入されていることがあるので、どれぐらい給料が欲しいと言われたら、求人票に書かれていた金額をいうとよいでしょう。そして必ず求人票に書かれていたという言葉を付け加えましょうね。そうすることで残業代を見込んだ金額になっているのか、残業代は含まれていないのかがわかりますよ。
でも新人看護師なので、最も高い金額を言っても無理だと言われてしまうことが多いでしょうから、20万円から30万円と書かれていたのであれば、22万円から25万円ぐらいの金額を提示してみましょう。もちろん以前の職場よりも高い給料を提示しないといけないのはいうまでもありませんよ。
求人を見るときのポイント「昇給とボーナス」
求人票には基本給や手当、総支給額以外にも昇給とボーナスについても書かれていることは知っていますね。収入アップを目指して転職をするのなら、昇給とボーナスのところもしっかりと目を通しておくべきです。ただし、求人票に書かれている昇給とボーナスはあくまで支給見込額なので、必ずこれだけ昇給する、これだけボーナスが支給されるわけではないので注意しましょう。
中にはボーナスや昇給の実績が明確に金額で示されている場合もあるのですが、このような職場がおすすめできますよ。第二新卒でも昇給の金額やボーナスの支給率は変わりません。新人看護師だからボーナスが基本給の2倍で、ベテラン看護師は3倍ということはありませんし、昇給額も新人看護師は1万円だけれども、ベテラン看護師は2万円ということはありませんが、努力や実績によって変わってしまうことはあります。
転職で収入アップを成功させた新人看護師の声
■みほさん
私は地元の総合病院に就職して働いていたのですが、仕事内容には不満がないものの、きつい仕事にしては給料が安いという不満を持っていました。それでも看護師として経験を積まなければずっと新人のままだと考え、安い給料でも我慢してきたのです。とりあえず1年間は我慢できたのですが、昇給額があまりにも安いので、転職を決意しました。
経験が浅い新人看護師でも採用してくれる職場はないのかと探していたところ、デイサービスの求人を発見したので求人票を確認しました。給料も前の職場より高く、第二新卒歓迎と書かれていたので応募し、採用してもらったのです。ちなみに給料は毎月2万円多くなったので満足です。
■konekoさん
私は病院ではなく、特別養護老人ホームに看護師の資格を取得してから就職しました。基本給はあまり高くなかったのですが、昇給見込み額がある程度高かったので、頑張って昇給するのを期待していました。しかし、昇給額があまりにも低く、ボーナスも低かったので、年収がかなり少ない金額だったのです。
これでは話が違うと思って転職したのですが、新しい職場の内科クリニックでは、新人看護師同然の私でも基本給が1万円高くなっていました。ボーナスも1倍から2倍に増えたので、年収にすると40万円ぐらい違っていたのです。
■なおこさん
私は看護師の資格を取ってから小児科のクリニックに勤務していたのですが、求人票には給料について面接で決定と書かれていたのです。面接ではある程度高い基本給を提示したのですが、給料をもらって提示額よりかなり安いことにがっかりしました。まだ就職して間もない新人看護師が転職できるのかという不安もありました。
そんなときに見つけた求人が総合病院だったのですが、第二新卒でも歓迎とのことだったので、すぐ面接に行ったのです。給料のことを聞かれたときには希望よりも少し高い金額を提示しました。すると希望通りの基本給がもらえたので、何と2万5000円も高くなったのです。年収にすると50万円近く上がったので、とても満足しています。