第二新卒看護師として「クリニカルスペシャリスト」に転職!
クリニカルスペシャリストとして働く看護師の仕事内容
クリニカルスペシャリストと言われても何のことだかわからないという人も多いでしょうが、簡単に言えばフィールドナースのことです。フィールドナースの仕事をより専門的に行うのがクリニカルスペシャリストだと考えておけばよいでしょう。仕事内容は医療機器や薬の営業です。通常看護師というのは、病人やケガ人を看護することや、医師の補助をするのが一般的なのに対して、クリニカルスペシャリストは全く異なっている仕事内容になります。
新薬ができれば、病院や調剤薬局に薬の説明をして売り込むこともありますし、医療機器が製造されたときにも医療機器の説明を行って売り込むというのが主な仕事なのです。看護師というよりも営業マンと言った方がよいでしょうが、医療関連の知識がないと務まらない仕事なので、医療機器メーカーや製薬会社では、看護師のように医療の知識がある人を採用して営業を行わせているのです。
職場の特徴
クリニカルスペシャリストも民間企業に勤務する社員扱いになるので、勤務時間や出勤日などは他の社員と一緒になります。待遇も他の社員と同じような感じなのですが、営業の場合には出来高によって給料が変わってくるので、営業成績によっては給料が高くなることもあるでしょう。当然成績が悪ければ給料が安くなってしまうので、これぐらいの給料になるという正確な金額を提示するのは難しくなっています。あえて言えば年収で400万円から500万円ぐらいと言えるでしょう。
年齢層は比較的高年齢の人が中心の職場が多くなっているのですが、やはり営業は厳しいですし、体力的にも精神的にもきついので、若い人はすぐに辞めてしまう傾向にあります。しかも製薬会社や医療機器メーカーの多くは大手の外資系企業となっているので、英語のスキルがないと採用してくれないところもあるのです。もちろん新人看護師が転職をして勤務している企業もあるのですが、医療技術を身に付けるという職場ではありません。
転職先としてのメリット・デメリット
クリニカルスペシャリストとして勤務するメリットは、医療業務をするのが苦手という看護師でも、知識があれば安心して勤務できるということや、英語が話せる人は自分の得意な点を活かせることができるというのがメリットだと言えるでしょう。逆に医療技術を向上させたい、英語は苦手という人にはデメリットです。人と話すのが好きという人や、コミュニケーションを取るのが得意な人にも向いている職場と言えるでしょう。
給料も頑張れば頑張るだけ高くなるので、営業の成績が直接給料に関わってくる仕事だということを知っておかないといけません。頑張っても給料が変わらない他の職場に比べてメリットが多いという人もいますし、デメリットが多いという人もいますが、営業が苦手な人はそもそもクリニカルスペシャリストになろうとは考えませんので、メリットが多いと言ってよいでしょう。新人看護師でも比較的積極的に採用してくれる職場ですが、初めはフィールドナースとして経験を積むようになります。
クリニカルスペシャリストの仕事に興味がある新人看護師さんへ
クリニカルスペシャリストは一般的な看護師の仕事と全く違っているので、どこが違っているのか、どのような仕事なのかということをしっかりと調べてから転職するようにしましょうね。やはり初めにやるべきことは、どのような仕事であり、自分に向いているのか、転職してやっていけるのか、新人看護師でも採用してもらいやすいのか、求人はどれぐらい出ているのかを確認しておきましょう。
ちなみにクリニカルスペシャリストの仕事は、医療機器や薬の営業を行うことなので、コミュニケーション能力の高い人、口がうまい人、医療知識のある人が向いていますね。医療知識は看護師ならば当然あるので問題ありませんが、コミュニケーション能力と口のうまさは人それぞれなので、しっかりと自己分析を行うべきでしょう。ちなみに転職は行いやすい方に分類されますし、新人看護師でも比較的採用してもらいやすい方に入っていますよ。