新人看護師のアルバイト・パート予備知識「採血専従」
●採血を専門に行いたい場合
採血を行う仕事はたくさんあるのですが、採血を専門に行いたいという人は、献血ルームや献血カーで仕事を行う献血関連の仕事がおすすめできます。献血ルームや献血カーであれば、常に採血の仕事をしているので、採血が得意という人にとってはとても適している勤務先だと言えるでしょう。近年は採血が苦手な看護師が多くなっているので、採血を専門に行う献血関連の仕事はとても重宝されていますし、高待遇になっていることも多いのです。
●採血を含むいろいろな仕事をしたい場合
採血も当然行うけれど、採血以外にも看護師らしい仕事がしたいという場合には、たくさん勤務先が存在しています。新人看護師が就職することが多い病院、いろいろな診療科があるクリニック、健康診断を行う健診センターなどがよく知られています。中には採血専従という求人も出ているのですが、それは近年採血が苦手という看護師が多くなっているからです。そのため、健診センターなどでは、採血を行わない求人が出ていることもあるので、人数不足にならないように、アルバイトで再説専従の求人を出すこともあるのです。
時給相場
採血専従の仕事は比較的待遇がよくなっていて、平均しても時給1700円から1800円ぐらいになっているのが一般的です。中には時給2000円を超えるような求人が出ていることもあるので、採血ができるということは、看護師にとってかなりの武器になります。
お仕事メモ
●勤務日が比較的自由に選べる職場
採血関連の仕事をアルバイトで行う場合、比較的勤務日を自由に選ぶことができる求人も多く存在しています。勤務時間はしっかりと決まっている場合が多いのですが、勤務日に関しては比較的自由に選べるので、育児や介護で普通に看護師の仕事をするのが難しいという人であっても、安心して働ける職場が存在しているのです。必ず自由に勤務日が選べるというわけではありませんが、家庭の事情などを考慮してくれる職場が多く、かなり働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。
●新人看護師でも馴染みやすいアルバイト
採血を行うアルバイトで、比較的新人看護師でも馴染みやすい職場と言えば、やはり病院が最も当てはまるでしょう。病院の場合には、入院患者の採決を行うことが多く、しかも看護師が不足しているので、新人看護師でも転職しやすくなっているのです。研修制度もしっかりと整っているので、病院ほど新人看護師向けの求人はないと言っても過言ではありません。もちろん採血専従の求人も出ていますし、勤務時間が短い求人も出ているので、病院で働きたいと考えている人も多くなっています。
ワンポイントアドバイス
●採血のアルバイトをしたくても経験に不安がある場合
新人看護師の場合には、採血が得意であっても経験不足がどうしても気になってしまうという人が多いのはわかりますよね。このように経験不足で不安があるという場合には、セミナーや研修会に参加してから転職活動をするという方法がおすすめできます。
セミナーや研修会というと、講師の人が来て講義をするというイメージが強いと思いますが、看護師の場合には、採血の実務を行うようなセミナーや研修会も開かれているんですよ。経験が不安な新人看護師は、まずセミナーや研修会で採血の講習を受けてから転職活動をするとよいでしょう。
●新人看護師は病院で経験を積むとよい
採血の仕事をするためには、ある程度経験がないと採用してもらえない職場も存在しています。例えば献血関連の職場や健診センターなどでは、ある程度経験がないと採用してもらうのが難しい職場なのですが、病院であれば新人看護師でもかなり採用してもらいやすいのでおすすめですよ。
クリニックは採血を行うことが少ないので、採血の技術をしっかりと学びたいのであれば、病院が新人看護師向けと言えるでしょう。アルバイトであれば採血専従の求人も出ているので、採血の技術を身に付けるのにもふさわしいですし、採用してもらいやすいというメリットもありますよ。