第二新卒看護師として「感染症内科」へ転職！

看護師の仕事内容は多岐にわたる

感染症内科は文字通りに感染症に関する対策や、感染症にかかってしまった人の処置を行う診療科ですが、感染症は体の一部分だけで起こるのではなく、いろいろな部分に起こる可能性がある病気です。そのため、幅広い知識が必要になる仕事なのですが、新人看護師でも感染症内科で勤務できるのかというと、感染症内科は通常病院に入っている診療科なので、新人看護師でも勤務できる可能性はあります。

感染症内科も専門的な診療科なので、一般的な診療科に比べると、給料がよくなっている場合が多いというのも特徴の1つです。もちろん病院によって給料は変わってくるので、必ずしも他の診療科より待遇がよくなっているとは限りません。求人数もそれほど多いというわけではありませんので、より多くの診療科が入っているような病院を探すことが重要になってくるのです。

外科とも関連している診療科

感染症の原因はたくさんあるのですが、最も多くなっているのは手術をして体が弱っているときにかかるというパターンです。感染症の多くは真菌症と呼ばれていて、菌類が原因で発症する病気です。健康な体であれば特に問題はないのですが、体が弱って抵抗力が下がってしまうと、カンジダ症などカビが原因の感染症にかかる可能性が高まります。

そのため、看護師として感染内科に就職した場合には、内科だけの知識ではなく外科の知識もある程度必要になりますし、菌類などの微生物に関する知識も必要になってくるので、医療の知識だけではなく、学者のような知識も重要なのです。だからこそ給料もよくなっていることが多いのですが、研修システムもしっかりと整えられていることが多いのも特徴と言えます。

研修システムが整っているということは、新人看護師がしっかりと勉強できる体制が整っているので、感染症内科のような難しい診療科でも第二新卒で応募できる求人が出ているのです。しかも内科だけではなく外科も関わっているので、コミュニケーション能力がとても大切になる診療科だと言えるでしょう。

感染症内科へ転職したい新人看護師さんへ

看護師であれば感染症がいかに恐ろしい病気であるのかわかると思います。感染症は風邪のようにいきなり症状が出るような病気ではありません。主に体が弱っているときに発症する病気なので、入院中の患者がよく発症してしまいます。そのため、看護師は診療に訪れる患者だけではなく、入院患者にも気を遣うようになるんですよ。

特に手術後は体力がかなり弱っている状態なので、普段よりも遥かに感染症にかかりやすいですし、病状が悪化したときなどもかかりやすい病気だと言えるでしょう。感染症は医療機関で働く人がきちんと衛生管理や患者の管理をすることで、ある程度防ぐことができる病気だということは知っていますよね。

医療関係者の努力である程度防げるということは、当然厳しく指導していく必要もあります。新人看護師として感染症内科に配属された場合には、まず研修をきちんと行い、看護師としてしっかりと勤務できるように育成しないといけません。もちろん他の診療科で行っている研修もかなり厳しくなっているのですが、感染症内科の研修もかなり厳しくなっているということを知っておきましょうね。

そのかわり、厳しい研修を乗り越えて感染症内科で勤務できるようになれば、医療機関に限らず、健診センターや献血センターといった衛生面が重要視されるような職場でもかなりの力を発揮することができますよ。通常看護師が勤務する職場は衛生管理が必ず必要になるので、どこでも通用するスキルを身に付けることができます。

研修は厳しくても、乗り越えればどこでも通用するスキルを身に付けられますし、認定看護師や専門看護師への道も開けてきます。このような職場に第二新卒でも転職が可能なので、苦労は買ってでも行えという諺のように、感染症内科で身に付けられるスキルは看護師にとって重要であり、苦労してでも身に付けておくべきなのです。