新人看護師に人気の診療科目は?
クリニックや病院には診療科が存在しているのですが、やはり人気がある診療科とあまり人気のない診療科があります。病院だと自分の希望通りの診療科に配属されるとは限りませんが、クリニックであれば自分が仕事をしてみたい診療科に就職することで希望が叶えられます。
そこで新人看護師に人気の診療科を紹介させていただきます。就業前の看護学生さんや転職を考えいている新人看護師さんは参考にしてみて下さい。
消化器内科
新人看護師に比較的人気の診療科はいくつかあるのですが、その中の1つが消化器内科です。消化器内科というのは食べ物を消化するのに必要な器官の病気を診療、治療する診療科です。新人看護師に人気の理由は内科の基本的なことを学べるという理由が多くなっています。総合内科では範囲がかなり大きくなってしまうので、新人看護師のうちはある程度絞って勉強したいという人が多いのでしょう。
近年はストレス社会と呼ばれていて、ストレスが原因で胃の病気になってしまうという人も多いですし、胃というのはがんになりやすい場所としても知られています。このように消化器官というのはいろいろな病気の人が診察に来るので、かなり勉強になるのです。新人看護師のうちは知っておくべきことがたくさんあるので、新人看護師にも向いている診療科と言えるでしょう。
内科
内科というのは総合内科のことで、大半の病気は内科を受診すれば診察してもらえます。クリニックでは最も求人が多く、病院であれば確実に入っている診療科です。人によっては消化器や呼吸器と言った専門的な部分の勉強をしたいという人もいるのですが、新人看護師のうちはどこの診療科に勤務したいのかということが定まっていない人も多いのです。
だからこそ最初は内科に勤務して、自分のやってみたいことや、どこの診療科が自分には向いているのかを探すにはもってこいの診療科だと言えるでしょう。第二新卒でも採用してもらいやすく、病院で配属を希望しても希望通りいきやすい診療科なので、内科も新人看護師には人気となっています。
小児科
小児科というのは子供の病気全般を診察する診療科ですが、現在でも看護師の多くは女性となっていて、女性の多くは子供が好きという人が多くなっています。そのため、小児科で病気に苦しむ子供を助けたいと考えている新人看護師も多くなっているのです。小児科も比較的数が多くなっているので、転職もしやすいですし、配属先を決めるときにも希望が通りやすくなっています。
基本的には内科と変わりませんが、確実に患者は子供になっています。ただし、子供は通常1人で受診には来ないので、特に小学生以下の子供は親と一緒に来ることから、親を安心させてあげることも看護師の重要な仕事です。
循環器科
循環器科は血液に関する診療科なので、かなり高度な知識や技術が必要になってくるため、新人看護師には不向きのように思われる職場です。しかし、新人看護師の中には最初から厳しい職場で働いて技術や知識を身に付けておけば、転職したときや別の診療科に配属されたときでも役に立つと考える人も多くなっています。
もちろん第二新卒でも応募できる求人もありますし、新人看護師が配属されることもあるのですが、もう1つ新人看護師に人気の理由としては、10年以上勤務している看護師が多いということでしょう。ベテラン看護師に指導してもらうことで、より早く確実にスキルアップできるというのも人気の理由です。
整形外科
整形外科は他の診療科のように、病気を治療するのではなくケガを治療する診療科になっています。もちろん病気で筋肉や骨に影響が出る場合もあるので、そのようなときには整形外科で診療を行っているのですが、骨や筋肉に関する知識に興味を持っている看護師も多いのです。
特に学生自体にスポーツをやっていて、ケガをした経験がある人や、過酷な練習で腕や脚を痛めてしまったなどという人は、整形外科に興味を持っていることが多くなっています。もちろんそれだけが整形外科に興味を持つ理由ではありませんが、整形外科も新人看護師の中には入職を希望する人が多いのです。