献血関連施設の看護師求人データ
献血関連施設で働く看護師の仕事内容
看護師の中には献血関連施設で勤務している人もいます。献血センターや血液センター、病院の中にある献血施設で勤務するケースが多いです。病院看護師と決定的に異なるのは、病人やけが人を相手にするにではなく、健康な人を相手にする点です。
献血関連施設の看護師の仕事内容は、主に3つです。まずは採血業務です。輸血用血液製剤のもとになる血液を採決する業務です。献血関連施設の中には、1日に100人単位も訪れることもありますから採血スキルのそれなりにある看護師の方が好ましいです。
血液を提供する人の中には、初心者もいます。経験がないと、いろいろと献血に関して不安を抱える人も多いです。そこで看護師がそのような不安を抱えている人に対してケアをします。積極的に話しかけて献血提供者をリラックスさせます。緊張状態が続くと、気分不良になって献血できなくなることもあります。
最後に保健指導も行います。採血した血液を検査して、もし問題が見つかれば、今後生活習慣で気を付けるべきことをいろいろと指導します。
献血関連施設で働く看護師の給料・待遇
献血関連施設で勤務する看護師の給料ですが、看護協会のデータを見ると平均月収は23~34万円になるようです。勤続年数が多くなればなるほど、給料がアップする仕組みとなっています。ちなみに厚生労働省のデータに基づくと、看護師全体の平均月収は33万円となります。こうしてみると、献血関連施設の看護師の給料は安めといえます。
なぜ給料が安いかというと、勤務体系が関係しています。病院で勤務する場合、夜勤を月に何度かこなさないといけません。しかし夜勤を担当すれば基本給とは別に夜勤手当が発生します。また看護師の業務をしていく中で無視できないのが、残業です。もし残業をすれば、残業代も発生します。
献血関連施設の看護師の場合、夜勤がまずありません。また残業も全くないとは言えませんが、病院と比較すると圧倒的に少ないです。この分の手当てが差し引かれるため、平均給料と比較すると安くなります。
献血関連施設で働く看護師に求められるもの
献血関連施設の特徴として、病人やけが人を基本的に扱わない点があります。自分の処置のミスによって、相手が命の危険にさらされることはまず心配しなくてもいいでしょう。その分精神的なプレッシャーを感じることなく仕事ができます。
ただしこれは見方を変えると、患者というよりもお客さんを相手にした仕事ともいえます。ですから献血関連施設における業務は、どちらかというと接客業務に近いといえます。献血をする人はボランティアで協力している方たちです。そこでお客さんとして丁重にもてなす必要があります。接客スキルのある看護師の方が向いている業務です。
冒頭に紹介したように、1日に100人単位もの人たちの採血をすることもあります。そこでそれなりの採血スキルを持っている看護師の方が好ましいです。
献血関連施設は残業や夜勤は基本的にありません。このため、ママさんナース向きの職場といえます。定時で帰宅できますから、子育てや家庭と両立しないといけない人でもなんとかこなせるはずです。
献血関連施設の求人探しのポイント
献血ルームや血液センターの求人は日本赤十字社のホームページで随時募集されています。
そこから応募することも可能ですが、入職後のミスマッチを回避したいという方や採用対策に不安がある方は、看護師求人サイトを利用しましょう。
人間関係などの求人票に載らないようなを教えてもらうこともでき、履歴書や職務経歴書をどう作成すればいいのか、面接を受けるにあたってどのような点に注意すべきかもアドバイスしてくれます。