第二新卒看護師として「個人病院」へ転職!

病院とは、医師や歯科医師が公衆や特定多数の人々に医業や歯科医業を行う為の施設を指します。また、病院という分類において、病床数を20床以上ある事を求められます。

病床が無い場合や、19床以下の病床数の医療施設では診療所と言い、同じ医業や歯科医業を行う場所としては、病院とは分類が異なります。

その中でも個人病院とは、個人の行う非法人立病院である個人事業主が運営する病院です。「医療法人○○病院」などと名称がついていることが多いです。

日本には、約9,200か所の病院があり、この7割が個人病院と言われています。

個人病院の看護師の待遇

個人病院の看護師の年収は、約400万円~約600万円と言われています。

職種や病院の母体、経営状況、勤務形態や夜勤などの回数により異なります。都会や地方などの地域差もあります。地方では、一年目の看護師の年収は350万円程度に留まるところも多いです。

初任給は、約18万円程度から約20万円程度というところが多く、夜勤は二交代制か三交代制かで手当てが異なります。二交代制の職場では、一回の夜勤で1万円~1万5,000円という手当那相場で、三交代制夜勤では、3,500円~4,500円という現場が多いようです。

福利厚生では、健康保険、年金保険、雇用保険、労働災害保険の加入を行っている職場がほとんどで、厚生年金基金に加入している事業所もあります。

看護師が個人病院で働くメリット・デメリット

●メリット
・仕事がハードな現場では、給与が高い。(仕事に見合った給与形態)
・自分の市勝環境や希望に応じて職場環境を考えて就職先を決められる。転勤が無い。
・働きたい分野や興味に応じて就職や転職が出来る。
・公立病院や総合病院のように規模が大きくない。

●デメリット
・大病院や公立病院に様に、給与や基本給に安定性が無い。経営状態により給与や昇給、ボーナスが一定でない。
・専門を掲げた病院で無いと、ある特定の特化した先進医療等は経験しにくい。
・外部研修や院内研修が大病院のように頻繁に無い。
・経営者や医師の考えや意思が強く反映され、看護師の立場が弱いことがある。

個人病院という職場に興味がある新人看護師さんへ

新人看護師が、早期に退職し転職を考えていると言う事は、初めの就職先に問題がある、馴染めなかった、不満があったという原因が多いでしょう。

また、次の職場こそ、長くやりがいを感じながら勤めたいと考えている新人看護師が多いことでしょう。今度こそ、自己実現の叶う輝く看護師人生を送る為の転職ポイントを説明します。

個人病院の求人選びのポイント

●希望の勤務先や業種を選ばせてくれる
自分のしたい仕事は前向きに行えます。配属先や診療科等を選択出来る職場であれば、やりがいを感じながら勤務できるでしょう。

●新人教育が積極的でプログラム化されている
公立病院や大病院は、教育支援を充実化し、それを武器に良い新人看護師を収集している医療現場もあります。しかし、個人病院では、スタッフ不足やマニュアル化がなされないという医療現場も少なくなく、教育が受けにくい病院もあります。

●離職率が低く、人間関係が良い
求人情報がいつまでも出されている医療現場は、人間関係が良くない場合や、すぐに新人スタッフが止めてしまうと言う現場もあります。仕事を行う上で、人間関係は重要です。離職率の低い職場を選択しましょう。

●院内外の研修参加を病院が挙げて取り組んでいる
職員教育は、スタッフのモチベーションに関与します。向上心ある職場はやりがいがあり、切磋琢磨出来ます。せっかく専門職として働くのですから、職場全体のモチベーション高い現場を選びましょう。

●有給休暇消化率が良い、子育て支援がある、残業があっても手当てをしぶらない
福利厚生は重要です。自分の仕事に見合った給与を得られ、働く安い環境づくりを行っている現場を選択しましょう。

転職先として良くない個人病院の特徴

・有給消化率が悪い
・医師の権限より、理事長や事務長の発言力が強い
・コストカットによりあまり衛生的でない
・トイレやロビーが汚れている
・明るくない病院雰囲気とスタッフの活気の無さ

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